螘サンバカーニバル

けそのブログだよ

「女性ならではの感性」なるフレーズ、絶滅希望委員会:『女が死ぬ』の感想

今月後半は、新しいアルバイトを始めて、新しい人に会ったり新しいことを覚えたり、ちょっとぐったりしています。ブログ、しばらくはこんな感じの更新頻度になっちゃいそうですが、皆様におすすめしたいものはたくさんたくさんあるので、ちょっとずつでもが…

少年犯罪者の共通点:ドラマ『未成年裁判』の感想

♦︎配信開始『未成年裁判』(韓国)‍⚖️主人公は、判事シム・ウンソク。非行少年への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な少年部の判事。その仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。#未成年裁判 #JuvenileJusti…

悲しいときに怒る男たち:『パワー・オブ・ザ・ドッグ』と『沈没家族』

今年のアカデミー賞最多ノミネート(であってるかな?)ということで、少し前にNetflixで『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を観た。 youtu.be TBSラジオの番組・アフター6ジャンクションで、オスカーウォッチャーのメラニーさんが「作品賞の最有力候補になってる…

田房永子さんのニュースレター

以前マレーシアで撮った写真。マレーシアはちょっと住んでみたい国です 3月も終わりに近づいてまいりました(早い。今月も全然ブログ書けてないのに)。私は今年も花粉症と戦っていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。最近、タサン志麻さんのレシピで作…

コンテンツ月記(令和四年、弥生)

(これはタイで撮った写真。外国に行きたい…) 読んだもの、観たものを、書きなぐりのメモで記録します。完読できてないものも、書きたいことがあったらメモします。すでに長めのレビューを書いてるものや書く予定のものは、基本的に除いてます(…と言いなが…

加害者としての自分たちに向き合うこと:映画『雪道』の感想

自身の「加害者性」に向き合うことは、「被害者性」に向き合うこと以上に難しい。最近、私自身の人間関係を振り返って、よくこのテーマについて考えている。相手を知らずに傷つけてしまっていることもたくさんあるから、せめて、自分がしたことで良くなかっ…

自分自身の外に出た先の世界:『パリでメシを食う。』の感想

やっと確定申告が終わった!…ことで抜け殻のようになってしまっているので、ブログを書いていくよ~。(確定申告の作業をしてた日々はあまりにも気力が奪われて他の仕事が何もできなくて、映画をたくさん観たので、書きたい感想がたまっている)今日は、本『…

コンテンツ月記(令和四年、睦月)

↑こちらはちょっと前にTwitterで話題になってた、キーワードを入れるとAIが絵を描いてくれるアプリ『Dream』による作品。どんなキーワードを入れたら強烈な絵ができるか?という遊びを恋人としてて、恋人が提案したキーワード「Ramen Emperor」を入れたら出…

芸能界の裏事情×ミステリー=…?:マンガ『【推しの子】』の感想

次にくるマンガ大賞2021コミックス部門の1位を獲得したときにも結構話題になったと思うので、今更かい!感があるけれども…。展開が速くて、キャラクターもかわいい面白いマンガなので、今日はこちらの感想をば。 【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDI…

自分の妄想に恋すること、あるいは思い人B´について:『やれたかも委員会』4巻の感想

もう1月も3分の1が終わらんとしていますが、あけましておめでとうございます。 栗きんとん、ヨーグルトに入れるとおいしいことを発見したけそです。今年もよろしくお願いいたします! 週に1回くらいはブログを更新したいと思っているのに、なかなかできずに…

よいお年を!

年内に到達したい目標がありイラストの登録を頑張っていたところ、iPadがフリーズして沈黙して終わる今年でした…(涙)たった2つしかない商売道具なのに〜 悲しすぎてすでに飲んでいる、大晦日の夕方です。 来年はもう少し収入に余裕ができて、ブログももっ…

コンテンツ月記(令和三年、師走)

これは2年前にバンコクで撮った写真。無理やり座らされている大きいぬいぐるみに弱い 読んだもの、観たものを、書きなぐりのメモで記録します。完読できてないものも、書きたいことがあったらメモします。 すでに長めのレビューを書いてるものや書く予定の…

一人っ子政策で失った「過去」を探して:『ワタシが"私"を見つけるまで』

Netflixで、ドキュメンタリー『ワタシが"私"を見つけるまで』を観た。 www.netflix.com 中国の一人っ子政策で親に手放され、施設で育った後に外国で養子として育った女の子たちが、家系図を研究する女性の助けを得て、自分の親を探しに行くという内容の作品…

女友達と暮らすこと:『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん二人暮らし』と『女ふたり、暮らしています。』

阿佐ヶ谷姉妹のエッセイは、ひたすらに「ケの日」で人生だった 私はNHKを解約してしまっているので観られないのだけど、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイを原作としたドラマが制作されたそうですな。(たぶんドラマの宣伝のためだと思うのだけど、)その原作となった…

キリストの復活に立ち会えなかった(Tierra Santa@ブエノスアイレス)

去年実施した世界一周(未遂←新型コロナで途中帰国したので、準備編のタイ・マレーシアと南米数か国しか回れてない)について、noteに記録を書いていたんだけど、(途中までまとめてるので、ご興味ある方は以下のリンクからぜひ!)いくつか書き残しているこ…

2021年11月5日の日記

これはアルゼンチンで撮ったペンギン。アルゼンチンまた行きたいなー特に南の方 日記、というか最近あったこととか考えてることを書くコーナー。 植本一子さんの『かなわない』を読んでから、日記ってやっぱり可能性があるね!と思ったので、時々気が向いた…

コンテンツ月記(令和三年、霜月)

最近Blender(無料で使える3Dモデリングソフト)で3Dをいろいろ練習している…ずっとそればっかりやっている…こちらは初期につくった謎の鉄の球 このテーマだけ(たぶん)、note時代から引き継いで書きます。(「コンテンツ」っていうと商業的なにおいがするな…

子供のときの自分を、大人の自分で救おう:『自転車屋さんの高橋くん』感想

映像化計画進行中らしいので、人気が爆発する前に記事にしておきたいぞ!(爆発しちゃったらたぶん私の記事は埋まっちゃうからネ…、もう既にマンガは大人気だけど…)と思いまして。 今日は(主に)岐阜を舞台にしたマンガ『自転車屋さんの高橋くん』の話。う…

ただ、大声を出せる幸福:ドラマ『アンオーソドックス』の感想

NYの閉鎖的な超正統派ユダヤ教社会で育った女性がベルリンに逃避。Netflixオリジナル作『アンオーソドックス』。厳しい戒律のもとで従順な妻としての役割を強いられた主人公の苦しみと抵抗。ホロコーストの記憶を受け継ぐ現代ユダヤ人の過去と未来がベルリン…

「ひとりでやれる」という感覚は力:ドラマ『うきわ』と本『村に火をつけ、白痴になれ』の感想

配偶者が浮気をしているお隣さん同士、お互いを「うきわ」だと思い、穏やかに支え合う「不倫未満」の関係を丁寧に描くドラマ『うきわ』を観た。淡々と進むドラマだったんだけど、とてもよかった。日本のドラマ、確実にレベル上がってる!!嬉しい!(どうい…

旅の目的は「生活」。買い物も冒険だ!:『人生はどこでもドア リヨンの14日間』の感想

朝日新聞元記者&50歳で早期リタイア&アフロがトレンドマークの稲垣えみ子さんの本『人生はどこでもドア リヨンの14日間』が、Kindle Unlimitedの対象になっていたので読んだ(対象になる期間は限られてるかもしれないので…そこはご注意)。 人生はどこで…

ただ見て、聞くこと:映画『聖者たちの食卓』の感想

結構前のことになるけれど、Amazonプライム・ビデオで映画『聖者たちの食卓』を観た。 インドのシク教総本山にあたるハリマンディル・サーヒブ<黄金寺院> では、毎日10万食が巡礼者や旅行者のために、すべて無料で提供されている。そこは宗教も人種も階級も…

みょうちきりんな、このブログタイトルについて

けそと申します。 絵を描きながら暮らしています。 noteで数年記事を書いていたのですが、思うところあってこちらに移り住んできました。 使い勝手とか慣れなくて、(なったことはないけれど)転校生のような気持ち…。ここではしばらくは、本や漫画や映画な…